「友則選手オランダ遠征」

ジムに佐藤友則選手オランダの試合ビデオが届く。
4/6にオランダのK−1大会のワンマッチとして行われた。(K−1オランダ大会優勝者はユルゲンクルト・・・K−1のHPにポスターが載っていたが中身は不鮮明でわからなかった・・・)
友則選手のワンマッチはフレッシュマンファイトの枠での一戦だったらしい・・・。
ゴルドー氏(ジェラルド・ゴルドー氏)の代理人の 脇村さんのお話によると、K−1大会らしく、記者会見等はとても盛大であった・・・が、友則選手の相手の姿が見えない・・・仕事にて出席できないとのこと・・・結局試合当日まで対戦選手を見ることはできなかったそうだ・・・。
計量はK−1らしく盛大記者会見とは正反対で、体重計は普通のヘルスメーターが絨毯のうえにおいてあるのみ、対戦選手は行わず、友則選手だけ計量・・・。
試合当日控え室の模様から録画されていたが、なんだかグローブが大きい・・・。サイズを聞いてびっくり、10オンスのグローブだそうだ(でかっ)・・・しかも試合開始は6時と聞いていたが、フレッシュマンファイトは5時からとのこと・・・対戦相手のデータ聞いたところ、名前は「モハメド・(後不明)」選手という名前らしい。日本を発つ前は10戦10勝 の若手ときいていたのだが、相手は22戦19勝(位?)との事・・・
モロッコ出身らしい。

なんだか試合前から波乱含みだが、ルールも2分5Rとの事。
会場はかなり大きいホールで、テーブルもあり、食事をしながら観戦している人もいる・・・。
リング上で向かい合った相手は友則選手より背が高い。

 1R・開始早々パンチからローのコンビネーションでコーナーへ追いつめる友則選手、相手も好戦的な選手で果敢に打ち合いに出てくる、しかし要所要所で友則選手のローが入る。
 2R・一進一退の攻防が続くが相手が入ろうとすると左のミドルで牽制し、ローにつなげる。
 3R・パンチの手数では相手選手ではあるが、有効打を許さず、パンチから蹴りへとつなげる友則選手のコンビネーションが目立つ。ここまでは、普通に見れば友則選手がポイントリードだが、まあ敵地ということでイーブンとしておきましょうか・・・。
 4R・このあたりから友則選手のローが効きだしたのか相手選手は足を引きずりだす。パンチの打ち合いから膝でダウン気味のスリップダウンを奪う。ボディが効いている・・・そしてパンチの連打から膝へのコンビネーションでついにダウンを奪う。レフェリーの再開の合図で 仕留めにはいるもゴング・・・なんかラウンドが短いな・・・そう、1R2分なのである。
 5R・相手選手ボディとローが効いているが何とか最終ラウンド相手選手もがんばりしのぎ切った・・・。
判定は文句なく勝ち・・・・と思いきやレフェリーが両選手の手を挙げているではないか・・・・・ってことはDRAW・・・・うーん・・・。


一緒に見ていた会長が「敵地だとKOするしかないんだよな・・・」 と悔しそうに言いました。

残念ながらDRAWにさせられてしまったが、試合前から過酷(?)な条件にもかかわらず文句一つ言わず見事な試合をした友則選手に対し、試合を斡旋してくれたゴルドー氏や関係者達からもかなり高い評価を得たようである。次回も是非参戦してほしいと早くもオファーが来て、うまく行けばタイトルマッチという話も持ち上がったそうだ。
これからも友則選手の活躍に期待である。

P.S. オランダの人は皆大きい・・・レフェリーも2m近くあるのではないか?友則選手のセコンドについてくれたゴルドー氏もさすがに大きい、もう一人のセコンドの人間もゴルドー氏に遜色ない堂々たる体格・・・さすがオランダ人は大きいなあ・・・ おぉしかも日本語が達者だ・・・・どこかで聞いた声・・・あっ、森崎コーチでした(しつれいしました)。
しかしオランダも結構アバウトな所が多いようです・・・。

友則選手は以前もオランダに遠征しており、その時はライト級相手の選手に判定勝ちを収めている。その時もジェラルドゴルドー氏の斡旋によるもの。

*ジェラルドゴルドー氏は極真・サバットを経て、「ドージョーカマクラ」を構え、数々の選手を送り出している傍ら自らも総合のリング等にあがっている。以前OGUNI-GYM主催興行 で木浪選手と戦ったデーブ選手(ブリジム)もゴルドー氏の紹介によるもの。代理人の方もこれからもオランダの試合や、逆にオランダの選手もどんどん日本に紹介してくれるとのことなので、オランダ選手 VS OGUNIファイターとの対戦もこれから期待できそうである。 してこれらゴルドー氏との連絡等を取り持ってくださるのが代理人の脇村さんである(元気で礼儀正しい人である)。

*モロッコ・・・と聞いてあまりピンとくる人は少ないかも知れないが、結構キックが盛んらしい。アマチュアの大会等も頻繁に行われ、その中で勝ち残った選手がプロになる事が多いので、かなりの選手層と実力者が多いそうだ。 そうえいばモハメド・オワリとかもモロッコだよな・・。

(以前OGUNI-GYMにも臨時で外人のコーチが来たことあるが、モロッコ出身でキックのチャンピオンと言っていた・・・思い出したのでこの話は 日記の方に書きたいと思います

*会長が以前フランスでリシャールシーラ(会長の過去のベストファイト参照)との日本でのKO勝利の実績を買われ、シーラの持つタイトルに挑戦した時、3度ダウン奪ったにもかかわらず判定負けになってしまったという苦い経験がある・・・ビデオで見たことあるけど・・・あり得ない・・・ 判定だった。 しかしその後シーラは「サイトウとはもうやりたくない」と王座を返上し引退してしまった。その数年後来日時にわざわざ訪ねてきてくれたそうだ、結果はああなってしまったけど、実際に戦った本人同士が一番わかっているんでしょうね。