2005.11.03練習試合
 
代々木第2体育館にて講武館主催
「ザ・ワールドカラテ スペシャルグローブマッチ」
の本興業前に行なわれた練習試合にOGUNIから5名が出場したので(遅れましたが)報告という事で・・・。
 
当日会場となる代々木第2体育館に出場する選手達と会長リムジンで向かった・・・しかし・・・駐車場が長蛇の列・・・以前行った時はガラガラだったのだが・・・しかも若い女性が多い・・・ 何故かと思ったらV6のコンサートが第一体育館で行なわれていたそうだ・・・。


会場入り口前はこの横断幕のみ・・・
話題のアスベスト取り外しの為の工事?だったと思う

OGUNIからは井戸さん、向井君、谷広君、寺本君、橋本君の5選手が出場した。

子供の大会
練習試合開始は2時開始予定だったのだが、その前に行なわれたちびっ子の大会が押しに押して練習試合開始になったのが約1時間半以上かかってしまった・・・。
最初は皆定時の開始時間になると緊張していたが、当分始まりそうにないのを察するとみなリラックスしていた(待ちくたびれたとも言う)。
いつ始まるかもわからない為、気持ちの切り替え等が重要になってくる・・・
良い経験になったのではないでしょうか?(完全人事(笑))
ちびっ子性別体重無差別 トーナメント(勝手に命名)
体格・性別関係なし・・・大柄な子が小柄な女の子に襲いかかりKO(一本)決着・・・という厳しい試合が結構あった
 

NJKF練習試合

アマチュアルール
肘・顔面膝なし 2ノックダウン
女子(ヘッドギア着用)2分*2R・男子3分*2R
(レフェリー・ジャッジ2名)

女子フライ級 2分2R
井戸祥子 VS 田辺 彩(インスパイアードM)

05.2.24バトルスフィアでは見事な戦いを見せてくれた井戸選手。
常にアグレッシブに攻めて気持ちの良い戦いを見せてくれた。
今回はどんな戦いをしてくれるか?

いつもの様にパンチとミドルでテンポ良く攻め込む井戸選手、しかし後半対戦相手の田辺選手のローキックをまともにもらい後退する場面も見受けられる。
2Rも攻める時は前に出て良い攻撃をするのだが相手の攻撃をもらうと止まり後退する事もありどちらにも優劣つけがたい展開に・・・。
お互い膠着する事無く終始積極的に攻めたがDRAWとなった。
大浜選手と試合前
試合後相当悔しがっていたし課題も見えただろうけど良かった所もたくさんあったと思うので今後の参考にして次戦に役立ててね。
 
フライ級 3分2R
久保 賢二(立川KBA) VS 向井 章浩

対戦相手は所属ジムと名前から、もしかしてNJKFフェザー級で注目されている久保優太選手と関係あるのか?と思っていたら顔がそっくり(どうやら久保優太選手の弟の様だ)・・・試合前のウォーミングアップをみて・・・こりゃ強敵だ・・・。
 試合開始早々久保選手がパンチで攻め込む、向井選手は中間距離で蹴りを駆使したい所・・・しかし相手選手回転の良い左右パンチにたちまちコーナーに追いつめられてしまう。パンチを浴びながらも蹴りを返していたが、連打が入ったところでレフェリーからダウンの宣告。
再開後もパンチ連打を浴び、何とか蹴りを返すが同じ展開になってしまった所で、倒れてはいないけど練習試合につき早めにレフェリーからストップが入ってしまい1RKO負 となってしまった。
結果は残念だったけど臆する事無く戦ってくれた(相手はかなりの強敵だったと思う)。
実は向井君は腕の障害で他の人よりも顔面ガードが困難で、また組むという展開にもなるとかなり厳しいかな・・・と思ったのも事実だけど向井君の蹴りなら何とかなるのでは?とも思っていたのだが・・・。
入会してからとにかく「他の人の倍蹴りまくろう」とミットのキック連打いじめ(笑)にも耐えて見事プロテストを合格。今回もパンチの展開や組まれると不利・・・そういう事も承知の上で今回の練習試合に参加しようと決意し実際に戦った事はたいしたものだと思う。
向井君の今までの頑張りを知っているだけに結果は悔しいし、本人も非常に悔しいだろうけど・・・自分は心の中で「向井君、君は凄いよ」と思ったよ。
また頑張ろう!

柄にもなく誉めたのでバランスを取る意味も含め着替え姿を掲載(笑)

中山選手からも健闘を称えキス
フェザー級3分2R
谷広 幸広 VS 上田 新人(E.S.G)

練習試合初となる谷広選手。
ジムの近くに住んで(風呂無し間借り部屋)頑張っている。
どのような戦いをしてくれるか?

開始早々ストレートをもらい一瞬腰が落ちひやりとしたが、すぐにひるむ事無く打ち合いを仕掛ける。
蹴りも交えロープに詰めてパンチをラッシュしダウンを奪う。
その後も接近するとパンチを連打しヒットさせて文句なく判定勝利を収めた。
おめでとう・・・でもここで蹴りが入る!って所でパンチに偏り過ぎた感もあるけど最初の劣勢に臆することなく果敢に打ち合いに行き、ダウンを奪ったスピリットはナイスだったよ。
会長も「実践向きだな(笑)」と話してたよ
フェザー級3分2R
寺本 大蔵 VS 江川 享(一心館)

練習試合2戦目となる寺本選手、前回は勝利を収めたが今回は?

開始直後は相手の攻撃に下がってしまう場面もあったが、パンチからローをつなぐ攻撃がヒットし出す。
2Rもパンチからローがよくヒットし相手選手の足にダメージを与える。
途中お互い手数が減ってしまったが、後半は単発ではあるが飛び込んでのパンチで相手選手をコーナーに詰める。
勝った・・・とは思ったが、判定は1-0のDRAWとなった。
試合は・・・まあ本来であれば勝ちでしたが、練習試合なので余程の優劣がつかない場合は引き分け・・・でもしようがないと思います(無論本人は悔しいですが)。
聞くところによると急激な減量で試合の近い練習でもいつもの動きが出来なくてかなり弱っていた(笑)寺本君。
これも今後行なっていく上でもかなり勉強になったのではないでしょうか?
試合内容は勿論、今回の経験で体調管理(減量も含め)という事も今後の参考にして下さい。

試合後猛反して悔やんでばかりいたけど良かった所もあったので今後に役立ててね


 
ライト級3分2R
橋本 俊行 VS 増田 卓二(町田金子)

前回の練習試合ではDRAWとなってしまった橋本選手。
プロの練習にも参加して頑張っているがその成果をあげる事ができるか?

序盤から良いタイミングでローを出し、相手がローを警戒しているとパンチからローに繋げて有利に進める。
1Rからかなりローが効いているが少々攻めあぐねている様子。
インターバル中に「疲れました・・」とつぶやく橋本選手(笑)。
しかしインターバルで回復したのか?(笑)ローキックを中心に攻撃を仕掛け、パンチからローやローの連打も見せ2度ダウンを奪いKO勝利を収めた。

思うように体が動かなかったと言ってたけどナイスファイトだったよ

 
出場選手、応援、サポートしてくださった皆さんお疲れ様でした。

 


 

 

追記

いろいろこうと思いましたがかなり時間が経ってしまい忘れてしまいました(いいかげんだなぁ)。

減量で思うように体が動かなかった人がいましたが、試合の反省は勿論、体調管理についても反省すべき点があれば今後に役立てて下さい。

せっかくなので(最近何もこういった事書いてないので)これからライトスパーや練習試合、プロテストで体重を落とさなければならないがよくわからない・・・・という練習生の方 の為に自分がやっていた事、考えていた事を参考に書きます。

減量は体重制の競技には必ずついて回るものです。
ダイエットと違って体重を落とした(体力を削った)上に普通の人ではマネできない運動をしなければならないのですから大変です(大変だったなぁ(笑))。
期間だけでも長期的に落とす、調整の段階で一気に落とす等人によって様々なやり方や考え方があり、どれが正しいかどうかは自分からは何とも言えません。
この辺は先輩選手に聞いて参考にして、実際試してみて自分にあった方法を選んで下さい。
(プロ)本番の試合で試行錯誤したり初の試みをしてみるのは勇気がいると思うし、失敗する場合も考えられる・・・かといって何も目標(期日)がない普段の生活でリミットまで落とすってムズカシイと思うので、試合前調整を練習試合で試してみる・・・なんてのはなかなかよいと思います。
(まあ練習試合は階級リミット+2kgですが)
ジム練習以外に有酸素運動をする(ランニング・縄跳び・エアロバイク)や厚着をして落とす等の直接的な方法はココでは書きませんがそれ以外に気をつける・・・というか気がついた事や体験談を参考程度に。
(あくまで自分が行なっていた、心がけていた(反省も含)です)

・日頃の摂生
 自分は当然しておりませんでした(何が参考だ)。
選手の中にはかなり減量が過酷な選手もおり、普段から摂生していないと維持できない選手もおります・・・競技によっては専属のスタッフが居て普段の生活から管理している選手 もいるでしょうけど、少なくとも自分の知っている周りではこういった人は居らず自分で管理するしかないと思います。
どんな食事が良いか等専門家ではないので詳しくわかりませんが、量やカロリーを減らしてもすぐにエネルギーになるものを摂取(炭水化物等)、水分は果物や野菜で取るように心がけている選手もいます。
計量日まで我慢するのは勿論「試合に出る」ためですが・・・。
(正直自分の場合)その気持ちを支えたのは
「くそう、(計量)パスしたらアレとアレとアレとアレを食べてやる(アレが多すぎ)、試合終わったら飲んでやる」
という気持ちでした。
そして減量に関係ない時は思いっきり好きな物を飲み食いする・・・これが無いと我慢する時に我慢できない・・・(以上凡人の意見)。
自分の場合は徐々に食事の量を減らす事によって(本当かどうかわからないが)胃が小さくなっていき、普段の食事の量より少なくても満腹感になったり、ひどい空腹感に襲われることが少なく感じられました。(減量後思いっきり食べ一回満腹を味わうとすぐ戻りましたが)
まあ、摂生というか、自分以外でも食に限らず「試合○ヶ月前から○○を絶つ」みたいなメリハリをつけている人は多いと思います。

<体重をこまめに計る>
これも人によって普段は気にしない(見ないようにしている)人も居ますが、自分の場合は以下の時に計っておりました。(忘れる事も多かったですが)
・夜寝る前と朝起きてから計る
 寝ていても体重は減っているので、計量前夜などある程度計算ができます。
多少のオーバーも計算(気持ち的にも落ち着く)でき必要以上に落とす事をなくせる。
(減量で限界近くまで絞っている時は落とす体重が1kg以内でも通常時とは比べ物にならないくらい困難です・・・だからリミットギリギリで落としたいものです)
・食前と食後に計る
 腹一杯食べた時はこのくらい増える、この食事だとこんなに増える・・・等の目安になります。
 だんだんわかってくると食事の量をみて、このくらい増えるな・・・とか、 これ以上は食べられないな・・・とわかるようになりました。
・練習前と後に計る
 これは普段行なっている人もいると思います。これだけ動き汗かくとこれだけ落ちる、逆にこのくらい動かなきゃ駄目だ・・等目安になると思います。また、これだけ動いた(つもり) なのにおもったより落ちていない・・・なんて時は大抵体の調子が悪い時でした。
まあ、あとは仕事に行く前、仕事中昼ご飯食べた時、食べなかった時などいろいろな状況で試してみても参考になります。
 当然これらは体調や減量の度合い、季節によって変わってきますが、それらの状況でも細かく計ることによって大体掴むことができました。
 こんな事毎回考えていたら気になってしようがなく苦痛になるので自分も無理矢理課していたという訳ではなく「あ、そうなんだ」位な軽い気持ちで 行なっていたのでできましたが・・・。
ただ試合に近い時はこれらを参考にしてもう少し動いて汗かいてこのくらい落とせばもう少し食べることが出来て、翌日の体重減少分も計算にいれて少しオーバー分も食べることが出来る・・・等予定を立てることでき自分は安心できました。
 また減量をして感じたのは普段当たり前に体が動いていたのが信じられないくらいに動かなくなってしまう・・・という事や、ちょっと寒気がした・・と思ったら簡単に風邪をひいてしまった・・・等ありました。
練習での疲労に加え減量すると体力も低下し抵抗力も弱まっているので病気にかかりやすいのも事実です。
これらに関して「そりゃちがうだろ!」って思う人もいるかもしれませんがあくまで自分の行なっていた事なので参考程度に留めて下さい。