2.18 & 2.20 練習試合レポート

2.18 ドラマ撮影 10:30頃〜

2.18 午前中 ドラマの撮影がOGUNIGYMで行なわれた

ちょっと前に女優の東ちづるさんが主演する2時間ドラマで、キック?を行なうシーンの撮影に使わせていただきたいとの話が来ていたのだが、今日がその撮影の日であった。

遅刻してジムに到着すると既に撮影は始まっていた。
総勢約20名くらいのスタッフがおり、米田・国分選手やジムの仲間達が手伝いに来てくれていた。

手伝いに来てくれたOGUNIメンバー
国分省吾選手のキラースマイルは果たしてオンエアーされるのか・・・
リング上では米田君と東ちづるさんが何度もスパーリングし、展開を周りのスタッフから注文を受け繰り返していた・・。
大体の流れは決まっていたようだが、都度「ああして・・こうして」と武術指導?の方が注文をつけていた。
米田君は当然思いっきり力を抜いているのだが結構ミドルや前蹴りがヒットしているシーンもあり、演技ではあるが、前蹴りで吹っ飛ばされるシーンもあり、女優って凄いんだな・・・等と思っていた。
しかし、東ちづるさんってTVで見るのと見た目が全然違うのだな・・・と思っていたら、後ろから「すいません」と入ってきた女性がおり、その人が東ちづるさんであった(だってヘッドギアでほとんど見えなかったんだもん(笑))。
つまり米田君と戦っている女性は吹き替えの方(女性スタントマン?ガール?)であった。

撮影スタッフから注文を受ける米田君
展開は米田君が一進一退の攻防から米田君の前蹴りで吹っ飛びピンチを迎えるが、東ちづるさんが起死回生の○○○○○○で逆転・・・という展開・・・これがどういう風に放送されるのか・・・。
この女性はスタントマンの方
喰らって一瞬間をおいて倒れたのでかなり効いているのだろう(笑)

この人は東ちづるさん
様々な注文に快く応え撮影に協力してくれる米田君の人柄にファンになりサインをもらっている 撮影スタッフの方も居た(笑)

東ちづるさんを囲んでOGUNIの 仲間達
このドラマについて詳しい事は追って連絡・・金曜エンターテイメント?(2時間ドラマ)とかで5月放送と言っていた様な・・・
すんません、仕事のトラブルでこの後会社戻ってどうしようかって事ばかり考えていたので、あまり良く覚えていませんです。



2.20 練習試合
 E.S.G 13:00計量 14:00開始 

連続夜勤の3日目最終日(19日) 翌日は練習試合なので職場からジムに直行、まあ会長の車中で寝ていればいいや・・・と思っていたのだが、前夜会長?から電話が・・・しかし、声が別人・・・インフルエンザでダウンしてしまったそうだ。という事で自分が一人で引率して行くことに・・・。

集合時間ちょっと前に着くと既に全員集合していた。
会長のリムジンにていざ出発(運転手は僕さ)
目指すは草加のE.S.G(エキサイティングスポーツジム)。
途中 お約束を交えてなんとか到着(相変わらずカーナビと相性悪)


松原団地のすぐ側の地下にあるE.S.G

中はとても広く設備も整っていた

どうせやるんだから楽しもう!
とポーズ  本日出場する(左から)川口君・佐藤君・大浜さん・大津君


フライ級
 大浜 芳美 VS 村主 友紀(ESG)

既に話は聞いていたが対戦相手は男性。
向かい合うと身長の差がかなりあった。
当初彼女はヘッドギア無しが希望だったのが、レフェリーから許可は降りず・・・。
(この後ヘッドギア無しの許可降りなかった理由が分かることに(笑))

大浜選手はプロライセンス持っろているとは言えまだプロデビュー前、体格差を考えてまあ強めのスパーリング程度であうと自分も含めOGUNIの仲間達も思っていたのだが・・。

開始直前は「強めのスパーくらいだと思って自分のやりたいことやってみようよ」などと言って(撮影係が誰も居らず試合控えた選手には持ってもらう訳に行かず)ビデオカメラ片手に呑気に構えていたのだが・・・。
  いざ始まると相手選手必死の形相でラッシュ、中間距離では前蹴り、接近戦では膝蹴りも多用し本気モード。どうやら力を加減する余裕など無い様である(笑・・い事ではなかったなその時は)。セコンドからも「パンチで押して膝だ!」と容赦ない指示・・・。

いきなりこの展開に戸惑ってしまった大浜選手、手足の長さもかなり差があり、大浜選手の持ち味のパンチからローに繋げる展開が出来ない。
途中相手選手の出鼻に左ミドルを合わせようともするが、その前に相手の長い腕の攻撃がヒットしてしまう。そして途中何度もローブローが大浜選手に入ってしまい苦しい展開。
試合後半も同様に相手の攻撃に合わせようにも手足の長い相手の攻撃が先に当たってしまう。
大浜選手、自分のテクニカル以上に相手の体格差が勝り、この場面はかわす攻撃が通用しないと悟ったのか(エキサイトして我を忘れたとも言うけど(笑))、正面からパンチで打ち合い始めた。後半はエキサイトしつつも取り戻し、有効打を許さず、逆にパンチをヒットさせて押し込む場面も見せてくれた。
・・・しかし判定は相手選手に。

 自分的にはDRAWでもよかったのではとも思えたが、まあ練習試合なので結果は気にしなくて良いでしょう。
テクニカルな面からいうと辛口になってしまうけど、後半相手選手もバテてきてなかなか良いローも入ってたのだが、その後が続かずムキになってしまいパンチがほとんどになってしまいました。
 試合後本人も ああすれば良かった、こうすれば良かった と悔しがっていたのでこれだけでも得たモノはあったと思います。
大浜選手自身プロの試合はまだ行なっていないし、その他の実践でも男性とのここまでの本気の打ち合いは今まで無かったと思います。
体格の勝る男性と正面から思いっきり殴り蹴り合うなど一般ではあり得ない事だし(体格差云々抜きにして普通は無いけど)、ましてや相手も経験は浅いかもしれないけど練習を積んできた選手、その攻撃を受けながらも果敢に攻撃を返し試合を行なったという事実はもはや一般の女性の域では無いという事もこのガチの試合で(言葉だけじゃなくて)改めて実感できたのではないでしょうか。
また、体格的に不利な男性と一歩も引かず打ち合ったという(技術云々は抜きにしても)経験は絶対生きてくると思います。


 
フライ級 中橋 心平(一心館)  VS 横山 雅人

 オーエンジャイにも単身乗り込み勝利を収めている横山選手。
ボクシングの経験がありパンチの連打が持ち味だ。
キックでのプロデビューを目標に頑張っている。
出だしはちょっと硬く感じられたが相手選手のパンチをもらってから?硬さが取れ、持ち味のキレのあるパンチがヒットし出す。
ストレートも良いタイミングで入り相手選手がのけぞる場面や接近してのパンチも横山選手に分があり判定勝利。
後半は相手選手のパンチをまともにもらう場面はほとんど無く良かったと思います。
これに蹴りを繋げていけばもっと攻撃の幅が広がると思います。
試合後本人は反省しきりであったが、次ぎに是非活かしてください。


試合後ビデオ係をしてくれた横山君と哀しみの表情を見せる大浜さん(勿論演技(笑))


フェザー級 川口 悟 VS 山下 泰央(ESG)


 
開始早々相手選手がパンチを振り回して攻めこんできたが、ガードを固めしのぐ川口選手。しかし後半接近して首相撲と膝の展開になると相手選手は露骨に嫌がり・・・こうなると戦法決定(笑)。
首相撲で振り回し何度も倒す場面になり、その後は川口選手のパンチや蹴りも良くヒットして判定勝ち。
 
配布された対戦カードの順番が突如変更になり(何も聞かされてなかったでしたよ)、自分も含めOGUNIのメンバーは次は佐藤選手だと思っていたが、レフェリーに呼ばれたのは川口選手・・・いきなりの試合順の変更にも動じることなくすぐに気持ちを切り替えて試合を行ない見事勝利を収めました。
こう言ったことも含めて、よい経験になったのではないでしょうか(完全人事(笑))。

 

フェザー級 大津 鉄二 VS 佐藤 俊夫(ESG)

 
試合開始から中間距離では前蹴りや真っ直ぐ系のパンチで距離を取り、主導権を握る大津選手。大津選手の前蹴りで相手選手が効いた表情をしてしまい、これで狙いはボディーに決定(笑)。
攻め込み相手を捕まえると膝の連打でダウンを奪う。
途中一瞬足をくじいた?のか足場を確認する様子を見せ、?と思ったが、その後はパンチで相手のガードがあがったところに膝をぐさりと突き刺し2RKO勝利。
本日全試合通し唯一のKO勝利であった。
 
初の練習試合で見事なKO勝ちでした。
1R終わった時点で勝利は確信していたけど、その後しっかり仕留める事は出来そうだけどなかなか難しいです。
これに傲る事無く(笑)精進してください。
P.S 指の具合はいかがですか?(笑)

川口君と大津君

バンタム級 佐藤 敬裕  VS 斎藤 和彦(ESG)

 前回(PITジム練習試合)はバリバリのプロ選手相手になすすべ無く負けてしまった佐藤選手、前回の反省を活かし頑張ってもらいたいところ。
序盤は五分とも言える展開であったが、接近して相手選手のパンチがアゴに入り一瞬腰が落ちかけたがうまく捕まえて逃れる。
その後は蹴りも多用し、左右のミドルをヒットさせ、試合後半ボディストレートを見事にヒットさせ相手選手も思わず「ウ゛ッ」っと声を漏らす。その後も効果的にキックをヒットさせて判定勝利。
中間距離、接近戦と技うまく使い分けて試合できたと思います。去年の6月の練習試合もそうだったけど、キックがうまくあたるとパンチもヒットしているので、その辺をうまく組み立ててはいかがでしょうか?キックの一つ一つは良いタイミングで出されているのですが、自分としては佐藤君のラッシュも見てみたいです。

横山選手&佐藤選手
色メガネ(大津君愛用)とトレードマークになりつつある裸にマフラーをして


お疲れ様でした
練習試合は普段の練習とまた違った様々な経験を得られると思います。
試合が決定し相手も決まりそれに向け練習をする
そしてジム以外での生活でもついつい考えてしまう
試合前夜緊張でなかなか寝つけなかったり・・・
全然気にしない強心臓の人もいますが、普通であれば皆同じ経験は心当たりあるはずです。
また、他のジムに行き、周りは知らない人ばかり、実際に相手となる選手を見て妙に強そうに見え不安になったり(その逆もあるけど)・・・。
これらは言っている事は誰でも分かるでしょうが、こればかりは言われて聞いて理解したのと、実際に経験して理解したのは全く違うと思います。
見た目のテクニックと違って目に見えないわかりにくいものですが、こういった経験はキックは勿論、キックから離れても絶対に活かせると思います。
当然試合後反省点があれば今後の練習に活かしてください。
 それと今回改めて思ったことは、相手選手が首相撲や膝を露骨に嫌がっていた場面がありました。これは自分たちにも言える事なので最低限の対処を出来る様にしておかなければな・・・と思いました。
何が言いたいのかと言うと、自分たちも相手を倒すために必死なので、そりゃ相手が弱いと思ったところをつけ込むのは当然の事。
相手選手、セコンドに見破られては当然そこを集中して攻めてきます。
 試合中に痛い顔するな!等注意されたり、または自分で思っても普段から心得が無ければ反射的に出てしまうものですから・・・しょうがないと言ってしまえばそうですが、痛い時に痛い顔しても痛みが収まる訳ではなく、まして相手も「可哀想に・・・」なんて思って手を緩めてくれる訳などないです(笑)・・・・自分がもっと不利になるだけ・・・という事です。この辺は精神的なものの作用がかなりあると思いますので日々の練習、または練習以外でも工夫してみてはいかがでしょうか。
(感情を表さない練習とかね・・あーどうせわたしゃ無表情ですよ)




本日出場した選手達 お疲れ様でした


オマケ


大津君が試合中に足がおかしい素振りを見せたと書いたが試合後彼の足をみてビックリ
(大津氏足写真)


見事に反り返った右足人差し指・・・痺れて感覚がないと言っていた
前蹴りが相手の肘か膝に当たったのか?それとも蹴って足先が当たったのか?
その後アルコール消毒(体内へ経口投与)したあとに病院へ向かったらしい・・・。
 写真じゃあまりわかりにくいが、本当に反り返っていた・・・この大津君の見事に反り返った指を見て、最初はびびったが、大丈夫そうな彼の様子をみて、皆で(笑っても大丈夫と判断し)笑っていたのでした・・・・。
しかし・・・さんざん人の事笑っていた翌日・・・・なんか右拳が痛いな・・・と思い自分の右拳を見てびっくり。
自分の右手
これも写真じゃ分かり辛いが、見事な青あざになっておりました・・・。
何故かというと、ESGにアッパー用の様なサンドバックが吊してあり
こんな感じのやつ(参考写真)
何も考えずに素手で思いっきり殴ったら本当にサンドバックで中に砂が入っているタイプのヤツで、カチカチに硬いヤツだった・・・。
(サンドバックは大体は布が詰まっております・・・それでも詰まって固まるとかなり硬い)
その時は平然とした顔ですましていたが、実は激痛でした(笑)。
その後もそこまで硬いとは知らずに蹴ったり殴ったりして痛がっている人が続出・・・(その姿を身をもって経験した人達で見て密かに楽しんでいた)。
「強く殴ったら危険」・・・とか貼り紙すべきです・・・あれは。
 

次の練習試合は4月にOGUNI主催興業の前に行なう予定


おしまい