004.02.22
ライトスパーリング大会

OGUNIジム  11:30集合 12:00〜開始 参加者19名
審査/会長・木浪'シャーク'利幸
タイムキーパー/近藤 彰
進行/金井 秀行 
レフェリー/金井 秀行


本日は練習試合がないためいつもより少々遅めに行われた。


開始前 Cクラスの人はスパーリング初体験の人も多いので緊張感が漂っていた


手伝いにいつも駆けつけてくれるK師範こと金井コーチ 
そして今回は木浪'シャーク'利幸選手も審査を行ってくれた


司会進行・レフェリーと今回も大活躍の師範
トレードマークのウェストポーチはレフェリング中今回もはずすことはなかった


天性のスター性故か 自然にカメラを向けてしまう・・と、これまた自然にポーズをとる師範・・・恐るべし。


スパーリング大会模様 緊張の中も今回はなかなかの打撃戦が繰り広げられた

本職は役者をやっている古屋氏 昼間部の秘密兵器として満を持して登場・・・惜しくも優秀選手には届かなかったが(優秀選手と点数は同点)会長も成長ぶりに驚いていた。
自分の中では優秀選手の一人であった。


既にプロライセンスを持っている女子選手の大浜さん 
女子の相手を勤めてくれた プロデビューが待ち遠しい

審査員の会長と木浪選手

スパーリング大会後首相撲の講習
木浪選手のプロのテクニックの一部をチャンピオン自ら伝授してくれ練習生の皆さんには貴重な体験になった。

恒例となった師範劇場
・・・首相撲・膝蹴り・サンドバックの膝の練習を熱血講義(あ、ウェストポーチはずしてる)

 

Bクラス合格者
安西 広子(女子)・鈴木 貴善・高村 茂・倉野 健太

Cクラス合格者
清水 道生・川崎 慎吾・宇都宮 雅之・古屋 隆太・倉野 健太
・高村 茂・楠瀬 龍・佐藤 晃一・菅原 尚貴・殿川 雅史
・中屋 真澄
*高村/倉野 両氏はBC両方出場

おめでとうございます
短い時間でなかなか思ったことが出来なかった人も多かったと思います。
各自自分の闘いをビデオでみて今後の練習に役立ててください。
Bクラスはプロテスト受験しても大丈夫という基準の為
合格はCクラスに比べ難易度が高くなっております。
不合格になった方は今回の反省点をみつけて次回に活かしてください。


優秀選手
Bクラス 倉野 健太
Cクラス 高村 

優秀選手の高村氏と倉野氏 お互い既に格闘技経験者で、
C・Bクラス同時出場となった。
お互い的確にパンチをあて、積極的攻撃の姿勢が評価され受賞となる。
高村氏(オレンジシャツ)は福島から受験に来て、前日金井師範宅に宿泊
師範のKANAウェーブの講習と共に手厚いもてなしにより体重がオーバーし、当日必死に減量していたそうだ(笑)。

偉そうに
総評
同じキャリアや練習量でも、マススパーリング等の実践練習を多くしている人とあまりできていない人と差がでてしまった場面も見受けられました。
いつもと同じ場所で同じ事をやっているつもりでも初対面の相手や、いつもと違った緊張感で行われる為、普段の力を出せなかった人も多かったと思います。
実践的な練習の上達は様々な要因ありますが、
ズバリ「経験」が一番の上達だと思います。
今回のビデオの模様を見て、よかった点、悪かった点を自分で分析してみて、疑問点があれば会長・コーチ・先輩に尋ねてみてください。
また、それに対する答えは人によって様々です。
相手のスタイル、その時の状況によって様々な事が想定され、どれが当てはまり、どれが正解というものではありません。ので、いろんな状況で試してみて自分のスタイルに合ったものを身につけてください。
頭で理解しても一回で思ったとおりに実践できる人は稀です。
また、順序を飛び越えて行おうとしても無理な場合もあります。
臨機応変に行ってください(うまい具合に逃げてまとめたな・・・)

練習法の一つとして(コンビネーションの練習を例に)
考える・・・場面を想定し 自分から仕掛けるのか?相手の攻撃に合わせるのか?
どこを狙うのか?(パンチで上に意識を持たせてローを当てる等)

シャドーを行う・・・技の連携 相手を想定しタイミングや体の運びをチェック
サンドバック・ミットで当ててみる・・・シャドーである程度スムースに連携できるようになったら 実際に当ててみてシャドーと同様に連携できる様にする
実践(マススパーリング)で試す・・・そのまま試すのもよし 相手にこういったことをやってほしい等場面を作ってもらい試すのもよし 最初に自分の描いていたとおりに相手に決めることができれば一通り身についたと言えるし できなかった場合は何がいけなかったのか考える 

終わりに
毎回ポイント等を述べておりますが今回はガードに関して

ガードと一言でいってもいろいろな事が言えます。
ただ、勘違いしてほしくないのは「ガード(防御)=逃げ」ではないという事を認識してください。
例えば同じローキックをカット(防御)するにしても下がったり引きながらカットすると相手の攻撃に押されてしまう場合がありますし、体制を崩してしまい退いた後等の時は攻撃に転ずる時にワンテンポ遅れてしまう事もあります。
パンチにしても下がってガードしてしまうとその分相手の攻撃の威力を増して受けてしまう事があります。
「防御=迎え撃つ」という事を認識してください。
最初は勇気の要ることですが、同じパンチのガードも前に出て距離を詰めてガードすれば相手のパンチが伸び切って最大の威力が出る前に攻撃を潰せるという事もあります。
また相手の攻撃が正面から来ているのか?横から来ているのか?を判断しそれに応じたガードをするのは当然相手の攻撃が見えていなければいけません・・・ので、目を瞑ってしまう、顔を背けてしまうというのは当然防御の第一歩として克服すべき事です。
これもやはり慣れが一番ですので実践の練習が重要になってきます。
それとマススパーリングで、相手の攻撃が終わってから攻撃を返すという練習のみで、相手の攻撃が終わるのを待っている人が多いのですが、これだと相手が攻撃を止めなければずっと防御・・・結局相手の攻撃のみで終了という最悪の事態(笑)を迎える事も無いとは言えません。
相手の攻撃の途中に攻撃を返す(相手の攻撃を切る)練習も行ってください。最初は難しい事ですが、これができる人とできない人では大きな差が出ます。
攻撃の最中のガードも気をつけてください。
例えば右のパンチを出している時に左の顔面ガードが下がっている、顎が上がっている等の場合は相手がパンチを合わせてきた場合に(相手があわせるつもりは無くて手を出しただけでも)カウンターになってしまいダメージを受けてしまう事もあり得ます。
蹴りの攻撃を行っている時も顔面ガードを注意してください。

マススパーリング中にフルラウンドガードをできればそれに越したことないですが、ガードをしているつもりでもいつの間にか腕が下がっている場合もあるので、前蹴り等で相手と距離を取った後など、相手の攻撃が届かない時に一度腕を下げる等自分で一息入れてからガードを戻す等工夫してみてください。
攻撃後同じ場所にとどまらない、顔面ガードのポジションに戻す、相手の攻撃をもらったらすぐに攻撃を返す等相手に思うように攻撃をさせない・当てさせない事も立派な防御になります。
また、ボディの攻撃に対する防御はボディ打ち等を行い少々の攻撃はガードをしないでも耐えられる強さと、ガードが間に合わなかった時の強化を行ってください。
当然これらは私が(今思いついて(笑))書き綴っただけですので、他にも色々と考えられます。各自工夫してみて実践応用し役立ててください
(今回も巧くごまかし逃げ切った・・・かな)


おまけ


今回審査に参加してくれたチャンピオン木浪選手にも師範ワールド炸裂
写真はシャークに
「(何故かわからんが)ライオンとトラはどっちが強いか」論を話している画像(トラのフック)
ライオンはおっとりしていてあきらめが早いのでファイター失格?との事・・・?


練習生に首相撲を指導する木浪選手
「いい人キャンペーンのポーズをしてください」との注文に答えてくれた


激しいスパーリング後 大浜さんを介抱する心優しいシャーク
決して首根っこをつかんでバケツに顔を突っ込ませているのではない
(失礼しました、これはネタでポーズを発注し写真撮らせてもらいました)

次回は4月18日予定

おしまい