9.25 オーエンジャイ興業

東京北星ジムさんの経営するタイレストラン「オーエンジャイ」にて毎週土曜に行なわれている試合にOGUNIから大浜さんと石岡君が出場した。
セコンドには二人を指導してくれていた竹越選手やジムの仲間達、OGUNI広報(勝手に言っているだけだが)である私も同行させてもらった。

第1試合 3分3R
柳澤雄也(エスジム) VS 石岡俊輝(OGUNI)

石岡・大浜選手ともこの日の前の週(18日)のオーエンジャイに出場予定であったが、オーエンジャイの興業が流れてしまい一週間スライドして行なわれた。
石岡君はプロテスト前に度胸をつけたいという事から出場を志願、いまやPHOENIXの右のエースである。このオーエンジャイ出場に備え秋のリーグ戦の登板を回避し、そのあおりを喰らいPHOENIXは一回戦コールド負け・・・。
PHOENIXを見捨て(笑)こちらを選んだのだからこうなっては必ずしも勝ってもらいたいものだ。
しかし石岡君、出場が決まってから口にする言葉は弱気な発言ばかり・・・彼曰く「高校野球の大会の時くらい緊張しています・・・」
この日までビビリと緊張の日々を過ごしたという・・・。
これに対し
「これ(オーエンジャイ)が君にとっての本番じゃないんだから、結果は気にせずやりなよ、当日までビビリの毎日過ごしても、楽しみで待ち遠しくてはやく戦いてぇ!って思って過ごしても絶対この日はやってくるんだから・・・この緊張を楽しまなきゃ!!」
といつもの無責任な発言をして元気つけてみた(この時無責任Tシャツ来ていなかったのが残念)。

無責任Tシャツ・・・おう○○!有り難うな!君のくれたお土産大活躍だよ!!

 はじめての経験・・・ましてや本気の殴り・蹴り合いを日時を決めて、そしてその日の為に相手を倒す為の練習をしてきた者同士が戦う・・・大勢の目前で・・・過激な言い方すれば「公開決闘」みたいなものだとも思える・・・これに緊張しない訳が無い。
(あくまで試合前の心境です・・無論恨みなどない者同士が全力を尽くして戦い終わった後は素直に相手を称える事が出来るすばらしい競技です)
緊張している人にこんな事言っても難しいのは重々承知なのだが・・・しかし自分も同じ体験をしてきたので少しは同じ経験をしてきた者の言葉としてプラスに向かないかな?と思っていつも言ってみるのだが・・・彼にはどう伝わったか・・・?
・・・すると石岡君、普段見せていたさわやかな笑顔で「ハイ」と答えた・・・勿論この瞬間だけで迷いや不安など吹っ切れる事はないと思うが・・・一瞬だけでもプラスに向いてくれればと・・・(しかし・・・以外と単純な男かも(笑))。

試合前 ややひきつり笑顔の石岡君
(竹越選手がこの日の為に用意してくれた入場曲がかからないというハプニングもあったが)
試合開始

1R 試合直前にセコンドの竹越選手が「まずゴング鳴ったら思いっきり蹴ってみろ、そして迷ったらガードをしっかりして蹴れ」と指示、すると石岡、竹越さんの指示通りミドルを開始早々にヒット・・・本人曰く「この最初の蹴りで・・・もしかしてイケるかも?!と思いました」
その後もミドルをヒットさせて優勢でR終了。
2R 柳澤選手も必死でパンチでの反撃を試みるがミドルが効いている。石岡、パンチも時折ヒットさせ、ミドルで追い込んで柳澤選手が下を向いたところで膝を決めて見事初試合を2RKOで勝利した。
初試合とは思えない落ち着きぶりでした、しかし、まだ改良する点も多々見つかると思います。
良い点は勿論の事、あえて反省点も見つけて今後の練習に活かしてください。
今度はプロテスト合格に向かって頑張れ!!
ひとまずは
おめでとう!!
この日の写真は全てピンボケ
・・・おかしいなまだ酒飲んでないから手ぶれ無いはずなのに

第2試合 両者合意によりパットを着用しローキック有りルール(3分3R)
村田望(WSR) VS 大浜芳美(OGUNI)


前回はくやしい判定負けを喫してしまった大浜さん。
試合前はいつもの天使のスマイル(?)は見せるものの得意の毒舌(笑)はいつもよりおとなしめ・・・やはりこの試合に期するものがあるのだろう・・・さすがの「OGUNIの小悪魔」も緊張は隠せない。


1R 開始早々からローキックを当てていく大浜、そして相手が出てくる所に左のミドルをヒットさせて主導権を握る。時折ガードが下がると竹越さんから「腕上げて」の指示にもすぐに反応する。セコンドの声も良く聞こえているようだ。良い感じでR終了。

2R このラウンドも右のローをヒットさせまくるが村田選手もパンチで反撃。ラウンド終盤にはパンチでラッシュをかける大浜。このラウンドも手数で上回る。

3R 常に攻撃をし続けてスタミナも限界かと思われたが、竹越さんが激を飛ばす。これに答えた大浜、とにかく攻撃の手をゆるめない。
しかし村田選手もあれだけローをもらっているのだが倒れない、終盤はお互いの気持ちがぶつかり合う好勝負になった。
そして試合終了・・・見事判定勝利を収めた。
勝利を告げられた瞬間ジャンプして喜ぶ大浜選手、そして竹越さんと抱き合って喜びを分かち合った。
試合後・・・抱き合った二人は照れ隠しで(笑)冗談を言い合っていましたが、頑張った大浜選手と、後輩選手として指導し、セコンドで的確な指示を出した竹越選手で勝ち取った勝利だと思います。
(この光景をトイレの入り口から(星飛雄馬の姉の様に)半分体を隠してこっそりと見ていた私も涙を流してみておりました(こんな事言ってるから・・・だめなんだな・・・俺))

見事な戦いでした。
技術・体力・精神力共に成長を見せてくれた試合だったと思います。

おめでとう!!

ゴメンなさい・・・まともに写っている写真はこれだけでした・・・一緒に来てくれた人・・・だれかこの日の画像あればメールで送って下さい。ココに掲載します。
で後日もらった写真掲載

その他の試合・この試合のちゃんとしたレポートはガッツさんHP「アーティスキック」オーエンジャイ観戦記にてご覧ください。
http://f17.aaacafe.ne.jp/~maribu/wongwenyai/040925.html


前日オーエンジャイ出場した選手と仲間達で飲みに行き帰れなくなり、竹越さん宅に泊めて頂いた・・・そして朝、そのままジムへ・・・(前にも同じ様な事あったな・・・うーん気のせいかな・・・)。

9.26 ライトスパーリング大会
ジム・10:00計量・10:30開始
審査/斎藤(会長)・田口・近藤
レフェリー/金井 サポート/川波 タイムキーパー/石岡

今回は前日エントリーしている人数を数えると47名(C・Bクラス同時出場者も含む)・・・自分の記憶にある中では最多のエントリーであった。

開始前の受付と計量の風景。

練習に来る時間帯により初対面の人も多数・・・これも慣れたジムとはいえいつもと違った緊張感を生む要員でもある。

写真は兄の隼秀君
オープニングは少年部・根本兄弟(隼秀君・竜秀君)による川波コーチ(K師範後ろ赤シャツ)とのスパーリングが行なわれた。
大人数の前でやや緊張気味なのかちょっと遠慮気味だったけど元気に頑張ってくれた。
その後少年部恒例の公開兄弟喧嘩(以前の幸田兄弟に続き)PARTU
(冗談です・・・毎度毎度書いておりますが)
い、いかん竜秀君撮るつもりがいつものクセで師範に照準合わせてしまった

今回は審査に回ったので、スパーリング中の写真は撮れませんでした。
みなさん真剣に頑張っているので真面目に審査させていただきました。
(すっとぼけた顔してましたが真剣に悩んでました)

不合格者の中には自分の知っている出場者で、普段はこんな実力じゃないのに・・・という人もいっぱいいました・・・。
審査集計の間お弁当タイム
メニューはいつもの2種類・・・カツ丼とライトスパー弁当(ちょっと飽きてきました(笑))


Cクラス合格者

茂木 久美子・井戸 祥子・向井 章活・中村 龍之・中村 亮・綱川 康成
大津 鉄次・星野 慎治・宮本 真幸・橋本 悠介・橋本 俊行・高岡 洋一
和智 一将・鈴木 真理・石岡俊介・合川 雅夫・篠塚 大・山内 嘉之
趙 嘯麟 

Bクラス合格者
清水 道生・山崎 学・和智 右桂・宮本 真幸・西川 素嘉・谷田海 博孝
大津 鉄二・国分 桂・藤井 基充・藤野 行永・佐野 謙彦・金 日桂
合川 雅夫

優秀選手

向かって左・佐野君/右・合川君
Bクラス 佐野 謙彦
身体を活かし距離に応じた戦いとパンチ・蹴りを上下左右にちらせた攻撃は見事でした。
あと「練乳チロチロリンTシャツ」もポイント高(笑)

Cクラス 合川 雅夫
ボクシング経験者との事でパンチは相手のガードをぬって打ち分けるコンビネーション(連打も手打ちにならず)体をねじ込んでヒットさせるパンチの切れは見事でした。

あとがき
毎回書いておりますが、Cクラスはある程度の技術であれば普段の力が発揮できなくても普段の力量を加味して評価させてもらっております。
はじめて大勢に注目されている場でスパーリングをするという緊張感も良い経験になると思いますし、自分のスパーリングの姿をビデオで見るという事は普段あまりないと思いますので、新たな発見があるかもしれません。
出場自体が練習の一環と思って出場してください。

 しかし、Bクラスとなるとプロテストを受験しても受かるかどうか?という基準となってきますので格段に審査が厳しくなります。また、プロテストはそのスパーリングしか見てもらえないので、普段の力を出せずに合格できない場合もあります。
残念ながら不合格になった方はどこが悪かったのか?また悪かった場面ではどうすればよかったのか?考えてみて、分からなければ会長・コーチ等に聞いて下さい。
(「聞いて下さい」と言っておいて何ですが)自分もそうでしたが、聞くのは簡単ですが、簡単に答えてもらった場合は理解しているつもりでもなかなか身に付かない場合もあります。まず自分で考えて、こうしてはどうか?等試行錯誤をしてみてください。
 今プロで活躍している選手で、力をつけて強くなっている選手は当然コーチや会長の指導を良く聞いて練習しているのは当然ですが、ただ言われた事をやっているだけではなく、自分はどうすべきか?その為にはどんな練習をすれば良いか?を考えて練習しております。
 色んな人間が居るように、ファイトスタイルも色々です。
コーチや選手もいろいろなタイプがいるので、必ずしも本人に当てはまるとは限りません。
人それぞれこだわりはありますし、早い内から「自分は○○系の選手だ」なんて決めつける必要はありませんが、ビデオなどで客観的見て、自分はどのような動きをしているのか等を見て自分を知って下さい。そしてジムで先輩や選手、コーチで自分と似たタイプ(体型でも構いません)の選手を参考にしたり、質問したりするのも上達の手です。

 ライトスパーリング大会と銘打っており、プロ選手の試合前の本気で打ち合う(場合によっては倒しに行く)スパーリングとは違います。
 たまにカッとなり強打をしてしまう人も居ますが、(威力は様々ですが)「思いっきり殴る・蹴る」ははっきり言って誰でもできます。
往々にしてそういう人はその為にスタミナを消耗して動きが突然止まったり、ノーガードになり大振りになり相手の攻撃をモロに喰らってしまう人が多いです。
カッとならずに自分を抑え冷静になる・・・これも立派な技術?と思います。
ただし、「力を抜いて」と言われると、腕だけで当てる手打ちのパンチや、腰が入っていない足だけの蹴りで足先しか当たっていない、もしくは相手に届いていない蹴りになってしまう人も居ます。
力を抜いてもある程度スピードを出せば当たるとかなり痛いと思いますが、そこはしっかりガードをする練習(攻防)をしてください。

みなさんお疲れ様でした。
次回は11月初旬か10月末予定

オマケ

ライトスパーには欠かせないこのお方最近体調が優れないそうだが駆けつけてくれた お疲れ様です ウエストポーチをしていないのが気に掛かる・・・やはり不調なのか

昼に練習に来てくれる鈴木君と佐野君、日頃の私の指導が実り、お気に入りのTシャツを着てきてくれた・・・ありがとう!!
昼に練習に来ている鈴木君も勝負服を着て来てくれた
クーちゃん・・・なんだって


優秀選手に輝いた佐野君も勿論勝負服!!
Bクラスでは優秀選手は他にも候補がいたが、三人(会長・田口コーチ・私)は優秀選手には佐野君という意見が一致、(他の二人は何も言わなかったが)やはり決め手となったのは「練乳チロチロリン」だろう。
これからライトスパーリング大会に出場しようと思っている皆さん・・・おもしろTシャツを着て来て審査得点アップをねらえ!!
(嘘ですちゃんと審査してます・・・しかし間違いなくこのオマケには載せます・・・但し自分の好みでですが)

プロテスト受験時も是非着てほしい(スパーリングは上半身裸だが)

 

 

おしまい